いろいろなドッグフード

シニア犬の食事管理

シニア犬に負担をかけない餌替えの正しい方法は?

2019年1月29日

愛犬が7歳頃になると生じる餌替え問題(?)

 

今まで目に留めなかったシニア用フードが気になりだし、

「そろそろうちの子もドッグフードに

変える時期かな」と考え出す時期でもありますよね。

 

理想的な栄養バランスに関しては、

シニア期以降と若い成犬では微妙に異なります。

⇒シニア犬に必要な栄養バランスは若い成犬と何が違うの?

 

今回はシニア期に適したフードへ移行する

スムーズな方法をご紹介します。

 

シニア用のフードに変える理想的なタイミングは?

ドッグフード

シニア用のドッグフードの中には

「○歳以上」など具体的に年齢を記している物があります。

 

とくに多いのは”7歳以上”ではないでしょうか。

 

では7歳以上になったら必ず餌替えが必要なの?

と思いますが、

実際に7歳になったタイミングですぐに

フードを切り替える必要があるとは限りません。

 

老化スピードには犬種や個体差あり

コーギー

7歳=シニア犬という基準は

高齢犬の入り口の目安として一般的に使用されています。

 

実際大型犬であれば7歳前後から老化が始まります。

 

しかし、比較的長命な中型犬や小型犬にとって

7歳はまだまだ若くて元気な時期だと言えます。

 

それに同じ犬種でも生活環境や体質によって、

老化が始まる時期には個体差がありますよね。

 

ですから7歳でいきなりシニア犬になるわけではなく、

行動や体の変化の有無でシニア犬かどうか

判断するほうが適切かもしれません。

 

フードの切り替えに関しても、

年齢というより普段の愛犬の様子を見て

時期を決めるといいと思います。

 

ではどんな様子をチェックすればいいか?

ということですが、

 

具体的には白髪などの「見た目の変化」、

運動量が減ったなどの「生活面の変化」、

太りやすくなったなどの「体質の変化」

を観察していきます。

 

詳しい見極め方は以下の記事をご参照ください。

⇒シニア犬の基準は何歳から?老化が始まる年齢は? 

 

シニア用のフードへの切り替えは必ず必要?

いろいろなドッグフード

シニア期になったからと言って、

必ずシニア用フードへの切り替えを

行わないといけないというわけではありません。

 

例えば愛犬が特定のドッグフードしか食べない場合

餌替えで食事量が減ってしまうのは

健康上よろしくありません。

 

また、ドッグフードの中には

全てのライフステージ(年齢)に対応した

商品もあります。

 

このような全年齢型フードの場合は

シニア用に切り替えなくとも、

シニア期に必要な栄養を補うことができる

可能性が高いです。

 

ただし、現在お使いのドッグフードがたとえ

全年齢型だとしても、今一度原材料の確認を

行ってください。

 

もし犬の消化器官に負担をかける素材が

大量に配合されていたり、

脂肪分がかなり高かったりなど、

 

シニア犬に適さない原材料があれば、

フードの切り替えを検討しましょう。

⇒犬の体に負担をかけるドッグフードの材料とは?

 

フードの切り替え方法

お食事中の犬

なんでも食べてくれるわんちゃんだといいのですが、

偏食傾向のわんちゃんにとってフードの切り替えは

結構難しい問題ですよね。

 

ドッグフードを切り替える際は焦らず無理せず、

時間をかけて行ってください。

 

まず既存のドッグフードに10:1ぐらいの割合で

新ドッグフードを混ぜてください。

(もっと低割合でもいいです)

食べてくれたら、便の様子に異常がないか、

アレルギー症状はないかをよく観察しましょう。

(フードの好転反応として便がゆるくなる場合も

ありますが、体に合えば数日で症状は収まります。)

以上がなければ新フードの割合を3割→4割→5割

と増やしていって、最終的に新しいフードに

切り替えてください。

 

途中で食べるのを嫌がったり、

便に変化が見られたりしたら、

一つ前の工程に戻り、慣れてから再び

次へ進むというように慎重に進めてください。

 

それでも餌替えが上手く行かなかった場合は

そのフードが愛犬に合っていないと考えられるので

違うフードを再度検討してみてください。

 

各ドッグフードメーカーにはお試しサンプルや

お試し返品可能期間を設けているメーカーもありますから

そのようなサービスを利用すればお得ですよ!

 

注:シニア犬のフードの切り替えは急激なペースで

行わないようにしましょう。

 

若い頃よりもアレルギーに敏感になっていたり、

消化器官が弱くなってきているため、

体に負担をかけてしまいます。

 

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