ジャーキーはわんちゃんの大好物。
ですが、年をとってきて歯も弱ってきている愛犬に
カチカチのジャーキーを与えてもいいのかな、と
とお悩みではないですか?
高齢の犬にジャーキーを与えるのは危険な行為なのでしょうか?
リスクや、高齢犬に適した与え方などをご紹介します。
高齢犬に硬いジャーキー(干し肉)を与えても大丈夫?危険性は?
高齢犬ジャーキーを与えることで考えられるリスクとは?
高齢の犬に硬いジャーキー(干し肉)を与えることで
考えられるリスクとは一体どのようなものでしょうか?
まずひとつ目は歯を痛めるのではないか、というリスク。
高齢になると咀嚼力が弱り、
歯茎も痩せてきます。
硬いジャーキを噛むことで歯を痛めてしまったら
その後の食生活に影響が及ぶ可能性もあります。
次に誤嚥するリスク。
高齢犬は咀嚼力に加えて嚥下力も低下します。
細かく噛み砕けないジャーキーを無理に飲み込もうとして
喉につまらせたり、誤嚥してしまうと命に危険が及ぶ場合も。
そして3つ目が消化器官に負担をかけるリスクです。
硬いジャーキーはドッグフードや茹で肉よりも
消化に時間がかかります。
消化能力が低下してくる高齢期に
硬いジャーキーを食べることでお腹を壊してしまう場合もあります。
うちの子は大丈夫?与えるか否かのチェックポイント
高齢のわんちゃんのなかには、
若い頃となにも変わらない様子で
喜んでジャーキーを食べている子もいるのではないでしょうか?
そんな子からジャーキーを取り上げてしまうのも
かわいそうな気がしますよね。
あなたの愛犬がジャーキーを食べても大丈夫なのかどうか。
それは愛犬の食べる様子から判断するといいかと思います。
元気モリモリ、うれしそうに食べているのなら
問題ないでしょう。
もしジャーキーの硬さがつらいと感じるのなら、
わんちゃんの食べるペースや興味が低下していきます。
そんな様子ならもう少し柔らかいおやつに切り替えてみましょう。
豚耳などのソフトタイプのジャーキーなら
問題なく食べられるかもしれません。
また、ジャーキーには興味を示すけれど、
ご飯の時などに嚥下力の低下が見られる場合も
柔らかいおやつへの切り替えどきです。
またお腹に負担がかかっていないかどうかは
便の様子を観察してみてください。
いつもと異なる便の状態であれば、
ジャーキーが消化に負担をかけているのかもしれません。
もちろんジャーキーだけが原因とは判断しづらいですが
なにか異変があればおやつを変えて様子を見ることをおすすめします。
ジャーキーを与えていなくても便に異常があれば
かかりつけ医にご相談ください。
どうしても食べたがるときの対処法
高齢になり食欲も落ちてくるワンちゃんもいるなか
ジャーキーに興味を持つほど
食欲があることは元気な証拠です。
できる限りワンちゃんの要望に応えて
食べさせてあげたいですよね。
そこでオススメの方法は
ジャーキーを茹でて柔らかくしちゃうことです。
ジャーキーは茹でることで
フニャッとして食べやすくなります。
お肉の風味も残るし、香りも立つので
茹でジャーキーは我が家でも好評です。
お湯で茹でてもいいですし、
鳥や野菜を茹でた煮汁を利用すると
さらにリッチなおやつになりますよ。
調理する時はちょっと匂いが強いものもありますが
お家にジャーキーを大量にストックされているなら
ぜひ試してみてください。