高齢犬にサーモンの刺し身を与えても大丈夫?

シニア犬の食事管理

犬にサーモンの刺身は大丈夫?茹でるべき?シニア犬への負担は?

2020年7月7日

サーモン(鮭)には高齢の犬に必要な栄養が

たっぷりと含まれています。

 

ドッグフードの原材料にも使用されていて

わんちゃんも大好きなサーモンを

いつものごはんにプラスして与えたい

と考える方もいらっしゃると思います。

 

サーモンと言えばお手軽に与えられるのが

お刺身ですよね?

 

では生のサーモンは犬に与えても大丈夫なのでしょうか?

 

適切な与え方についてのお話です。

 

犬に必要な栄養満点のサーモン!刺し身(生)で与えても安全?

高齢犬にサーモンの刺し身を与えても大丈夫?

サーモンの刺身は生でもOKな場合とそうじゃない場合がある

適量のサーモンの刺し身を犬に与えても

基本的に問題が起きる可能性は低いです。

 

お刺身と言えば心配なのが

嘔吐や下痢を引き起こすアニサキスなどの寄生虫ですが、

スーパーなどでお刺身用として販売されている

養殖のサーモンは、人工餌で飼育されているため

寄生虫の心配は高確率でありません。

 

また、天然もののサーモンについても

通常は一定時間冷凍して寄生虫を駆除しているため

心配ないと考えられています。

 

ただし、冷凍が不十分なサーモンだったり、

川で獲った鮭の仲間(紅鮭やマスなど)の刺し身の場合は

寄生虫が生息している場合があるので生で与えてはいけません。

 

このように同じ刺し身でもリスクが有るものと

無い(=極めて低い)ものがあります。

 

どちらがどちらか見極めるのは難しいですよね?

 

確実に安全に与えたいと言うのであれば、

加熱して与えるようにしましょう。

 

⇒高齢犬に生肉やローフード(生食)を与えても大丈夫?

 

加熱用サーモンも生はNG!骨にも気をつけて

高齢犬にサーモンの刺し身を与えても大丈夫?

もちろん加熱用として販売されているサーモンの切り身も

生食はできません。

 

刺身用と比較しても寄生虫のリスクが高まります。

 

加熱用のサーモンを与える場合は、

火を通すのはもちろん、

小骨も注意して取り除きましょう。

 

また、甘塩や味付き加工がされているものも

犬の体には負担をかけてしまいます。

 

下味が付いていないものを与えてくださいね。

 

ちなみに生でも加熱でも

愛犬にサーモンアレルギーがあれば

嘔吐や下痢、痒みなどの症状が現れることがあります。

 

初めて与える場合は少量づつ、

様子を見ながら与えてください。

 

サーモンには高齢犬の体にうれしい栄養がたくさん!

高齢犬の体にいいサーモンの栄養

サーモンには良質な動物性タンパク質が

豊富に含まれています。

 

それだけではなく、犬に、とりわけ高齢犬に

必要な栄養がたくさん含まれているんです。

 

まずオメガ3脂肪酸の一種であるDHAEPA

血液をサラサラにしたり、被毛にツヤを与えたり

認知症予防にもなります。

⇒高齢犬のパサパサ被毛の艶を蘇らせるオイル3種類

 

また関節をいたわるコンドロイチンも含まれています。

 

そしてサーモンのオレンジ色の天然色素

アスタキサンチンには抗酸化作用があり、

老化防止や白内障予防の役に立つと言われています。

 

このように犬(とくにシニア以降)にとって

サーモンは理想的な食材なのです。

 

犬にサーモンを与える適量は?

犬のごはんの適量-キッチンスケール

ドッグフードのトッピングとしてサーモンを与える場合は、

いつものフードの分量の1割をサーモンに置き換えてみてください。

 

サーモンの割合が多すぎると、

ドッグフードの栄養バランスが崩れたり、

なれない食材でお腹を壊す場合もあるので

与えすぎには注意しましょう。

⇒犬にたくさん与えてはいけない食材とは?

 

また、トッピングよりもオススメしたいのは

サーモンが配合のドッグフードを与えることです。

 

ドッグフードは食材を濃縮して配合しているので、

サーモンの栄養もギュッと詰まっています。

 

つまりサーモンのいいとこ取りができるわけです。

 

そのうえ、ドッグフードの栄養バランスを損ねることもなく

手間も掛からないため毎日継続してサーモンを与えることができますよ。

 

 

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