今はペット製品の技術も発達して、
犬の白髪が染められる時代になっています。
犬の体に負担をかけない白髪染めが主流で
うちの子にもやってみたいな!と
考えてる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんな犬用白髪染めについてのお話です。
安全なの?危険性はないの?
気をつけることはないの?
そんな疑問をお持ちの方はぜひご一読ください。
犬の白髪染めは危険なの?行うまえに絶対に考えたいこと
犬用白髪染めって何?安全性は?
犬用の白髪染めというのは
その名の通り犬の白髪を染めるための
被毛用のカラー剤のことです。
ペットサロンでトリミングのオプションとして
染めて貰うこともできますし、
カラー剤を購入して自宅で染めることも可能です。
薬剤の安全性は舐めても安全なものから
肌へのダメージは少ないけれど舐められないものなど
さまざまです。
信用できる商品なのかよく分からない場合は、
販売者に問い合わせましょう。
価格は染める面積に比例しますが、
数百円~数千円とリーズナブルです。
犬用の白髪染めのメリットは?
犬の白髪染めのメリットは
なんと言っても見栄えの良いところですね。
犬の白髪が最初に出やすい場所は
口周りが多いのですが、
口の周りに白髪が増えると
顔全体が老けた印象になります。
しかし白髪染めでその部分を染めるだけで
顔つきが若々しくなり、
見ているこちらも元気を貰えますよね。
また、犬は人間ほど頻繁にシャンプーしませんから
1~2ヶ月間は色持ちするので
リーズナブルに愛犬の若々しい見た目を
キープできることもメリットではないでしょうか。
犬用白髪染めのデメリットとは?
反対に犬の白髪染めのデメリットは
このようなものが考えられます。
- 犬の健康状態が確認できない
- 問題の根本の解決にはならない
- 肌にリスクがないわけではない
1つ目のデメリットについてですが、
犬の白髪の原因は老化、病気、肌トラブル、
アレルギー、ストレスなどさまざまです。
老化の場合の白髪は自然現象なので
健康状態は良好かもしれませんが、
それ以外の場合は身体的または精神的に
なんらかの問題があり白髪が増えている場合があります。
その場合に毛染めをしてしまうと、
愛犬の被毛の様子からは健康状態の確認ができません。
また、白髪染めは見た目には
愛犬が元気を取り戻しているようにみえますが、
2のように白髪の原因の根本の解決にはなりませんよね。
つまり、飼い主は見た目で安心できるけれど、
わんちゃんの体は何も改善していないということです。
また3の肌リスクについてですが、
いくら肌に負担がかからないと謳う薬剤でも、
毛染めという行為に全くリスクが生じない保証はありません。
特に体力の衰えた高齢犬や、
肌トラブルを抱えた犬、アレルギー体質の犬にとっては
毛染めが負担となる場合があります。
愛犬の白髪染めを行う前に確認すべきこと
白髪染めは愛犬の容姿を磨き上げるのには
有効な手段です。
しかし、先程も述べましたが
体質という理由を除けば、
犬に白髪が生えるのには健康上の理由があります。
つまり白髪は犬の体からのSOSとも捉えられる
ということです。
犬は我慢強い動物ですし、
自分の口から「辛い」「しんどい」とは
喋りませんから、体の見た目に現れるSOSは
われわれ飼い主が注意深く観察することが大切です。
そんな愛犬からのSOSを聞くまえに
白髪染めで”表面だけ”取り繕ってしまって
取り返しのつかない事になっては元も子もありませんよね。
愛犬に白髪染めを行おうと考える前に
白髪の理由をしっかり確認し、
その問題を解決するほうが先決です。
犬の白髪について考えうる原因はぜひコチラの記事をご参考ください。
愛犬にとっては見た目よりも元気に飼い主と一緒に過ごすことが大事!
あなたの愛犬は自分が白髪であることを恥じていますか?
そんなことはないですよね。
犬は人間のように白髪にコンプレックスを抱くことはありません。
つまり、愛犬の白髪染めは
飼い主さんがさせたいかどうかだけなのですよね。
一方、ほぼ全てのわんちゃんの思いは
白髪のことなんて1ミリも頭になく、
ただただ大好きな家族と楽しく過ごしたい
それに尽きると思います。
健康状態に全く問題のない若いわんちゃんに
安全な範囲で白髪染めを行うのは自由です。
しかし個人的には白髪染めは不要だと思っています。
愛犬の白髪を気にかけて、かわいくしてあげたいと思う
その飼い主さんの深い愛情は素晴らしいものです。
だからこそあなたのその敏感な観察眼を
まずは愛犬の健康観察でフルに活かしてみてはいかがでしょうか。